上達が早かったのは中学生

2011.06.06

よく「英語を覚えるなら幼いうちからがいい」といわれますが、確かに好奇心旺盛で、物まねが上手な幼い子供は、一緒に外国に行けば大人よりも早くその国の言葉を上手な発音で話し出します。舌の動かし方が違うので幼児は外国語にすぐ慣れるのです。そのような様子を見た大人は、子供にできるだけ早い時期に外国語に触れる経験を与えたほうがいいのだと思うでしょう。ただし、幼い子供は言葉というものへの理解が浅いので、ただ真似をしているだけで、意味など理解していません。それは、子供が日本語を上手に話せないのと全く同じことです。ですから、早く英語を話し出しても、例えば挨拶とか、食べたいもの、見たいもの、行きたい場所など自分の欲求を伝えるとか、子供の身の丈の表現にとどまっています。また幼い子供は、どれくらい滞在していたかという年月にもよりますが、せっかく使っていた表現を日本に帰ってきて忘れてしまったり、どのように使っていいのかわからずに宝の持ち腐れになっているケースもあるのです。中学生で外国に行った場合、確かに英語を話し出す早さは小学生など幼い子供より遅いのですが、話し出したときは、自分の言っている内容を理解しています。ですから、日本に帰っても、それらの表現はきちんと身についてそう簡単に忘れることがありません。注目すべき話があります。中学生で英語しか話せなかった子供と、日本語の知識をしっかり身につけて外国へ行き、英語を始めた子供とどちらが物事に対する理解力が強かったかというテストです。日本語でしっかり勉強していた子供のほうが英語の成績が結果的によかったのです。一例ですが、こうしたケースがあるわけです。海外生活の経験だけではありません。日本にいても教育熱心な親の中には子供を早くから英語教育のための塾に入れる方もいます。しかし私の経験から言いますと、小学生のとき少し英語を学んだ子供は伸び悩みに陥る傾向があります。私が知っているある子供は小学生で英会話スクールに通っていました。中学に進学して、英語はクラスでも1番の成績だったのですが、中間や期末テストのたびに成績が下がっていきました。自分はみんなより英語ができると自信過剰になって、英語への興味とやる気を失ってしまったのです。中学に進学してから英語を学び始めた子は理解しようと努力するので英語力が伸びるのです。つまり、私が言いたいことは、発音は別として、英語を身につけるのに、学び始めた年齢は関係ないということなのです。大人だからこそ持っている理解力、常識、判断力、それに情熱が何よりも重要なのです。ネイティブのように話せる帰国子女をうらやましがる必要はありません。帰国子女であることにもデメリットはあります。そんなことで英語を身につけることをあきらめたり、コンプレックスを持つ必要など全くないのです。

[関連情報]
オンライン英会話のぐんぐん英会話
http://www.gge.co.jp/