豊胸材パッケージに入れた

2011.03.31

ダウ・コーニングが豊胸材パッケージに入れた警告文の中で主張したとおり、豊胸材が危険だという証拠はなかった。しかし安全である証拠もなかった豊胸材メーカーは、片目で市場を睨み、片目で規制や法律の問題を睨みつつ、退却してゆきながら最後の抵抗を試みた。かくしてメーカーは、豊胸材は結合組織病と関連はないと主張する一方で、たとえあるにしても、消費者にそのことをしかるべく警告していたと、同時に主張する奇妙な立場をとった。豊胸材と病気に関連があると申したてた最初の訴訟(1984年のスターン訴訟)で原告の主張が通った後に、ダウ・コーニングはパッケージにおさめる警告文の中でシリコーン製人工乳房に対する疑わしい免疫反応の報告があることを認めはしたが、次のようにつけ加えた。それに関連する研究報告および臨床報告の文献を検討した結果、シリコーン物質にさらされることと、さまざまなリウマチ性疾患および結合組織病の発病または悪化との間に、因果関係があることを裏付ける有力な証拠は存在しない”。会社側が、豊胸材が危険だという証拠はないと指摘するのは正しかった。しかし、安全である証拠もほとんどなかった。なぜなら、どのメーカーも安全だという証拠を見つける責任を果たさずに来たからだ。
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